• お外チャレンジ

  • みんなの笑顔

  • プロジェクトについて

雲をヒントに、山の天気を読んでみよう!

「明日は晴れそう」「これから雨が?」自分で天気を読むっておもしろい!

ハイキングやキャンプ、バーベキューなど野外での遊びを大きく左右するのがお天気だよね。気象観測機器なんて便利なものはなかった、はるか昔から人間は自然のものを注意深く観察することで天気を予測してきたんだ。そのなかでも特に大きなヒントをくれるのが、雲の形や色。もしも山のなかで、雨が予測できたら、コースを変更したり、レインコートの準備をしたり、より安全に遊べるよね。雲の見方を知って、気象予報士の気分で空を見てみよう!

Let's Challenge!

西の空を見る

天気は西から東に移動するから、西の空を見れば、半日後の天気の様子がわかるよ。空に雲がなければ、半日間は晴れ。曇っていたら、半日後には曇りか雨になりそうだよ。

雲の色を見てみよう

高いところにある雲は、太陽の光を反射して白い色に見える。これは晴れているときに出る雲。反対に低い雲は、暗い色になるから雨を降らせることが多い雲だと覚えよう。

雲はどんな形をしている?

国際気象機関で、雲の高さと形によって、10種類の基本形に分類されている。雲の特徴によって、お天気を予測できるよ!

巻雲(けんうん)

巻雲(けんうん)

すじ雲とも呼ばれる、およそ12000mくらいにできる雲。雲のなかでも最上の高さで、白い羽毛のように見えたり、白いペンキをハケでさっと塗ったような形に見える。大きく天気を崩す雲ではないよ。

巻層雲(けんそううん):うす雲

巻層雲(けんそううん):うす雲

巻雲の下にあらわれて、空一面をヴェールで覆ったように見える。月や太陽にかかると、“かさ”という輪が見えることも。この雲が見えたら、天気は下り坂になることが多いよ。

巻積雲(けんせきうん):うろこ雲・いわし雲

巻積雲(けんせきうん):うろこ雲・いわし雲

巻積雲は、うろこ雲、いわし雲とも呼ばれて、まさに魚のうろこのように見える雲のこと。氷のつぶでできていて、発生してから数十分で消えてしまうことも。この雲が消えれば、次の日まで晴れ。「巻層雲」になれば、雨になる可能性大。

高積雲(こうせきうん):ひつじ雲

高積雲(こうせきうん):ひつじ雲

高積雲の別名はひつじ雲。青空にひつじの大群がいるように見えるよ。うろこ雲と同じように、すぐに消えてしまうことが多い。すぐに消えるようなら、晴れ。かたまり同士がくっついて大きくなり、空いっぱいに広がってくると、天気は悪くなるよ。

高層雲(こうそううん):おぼろ雲

高層雲(こうそううん):おぼろ雲

この雲が出ているときに太陽を見ると、すりガラスを通して見たような状態に。厚みを増してきて、太陽の位置がわからなくなってきたら雨になるよ。

層積雲(そうせきうん):うね雲、くもり雲

層積雲(そうせきうん):うね雲、くもり雲

まるでロールパンのようなふわふわとした細長い雲。雲が小さくなったり、消えてしまえば、晴れになることが多い。次々にこの雲が発生するようなら、雨が降ってくるよ。

積雲(せきうん):わた雲

積雲(せきうん):わた雲

わた雲とも呼ばれる通り、大きな“綿”のかたまりが浮かんでいるように見えるよ。夕方に消えてしまえば、次の日は晴れ。大気が不安定で、この雲が成長して積乱雲になると、天気は大荒れになることも。

層雲(そううん):きり雲

層雲(そううん):きり雲

雲のなかでいちばん低いところにできるのが特徴。上昇して消えていくなら晴れて、動かないでいつまでもあるようなら、雨が降ってくるよ。

積乱雲(せきらんうん):入道雲・かみなり雲

積乱雲(せきらんうん):入道雲・かみなり雲

1000mから1万mくらいまで成長する大きな雲。雷をともなった大雨やひょうが降ったり、竜巻を発生させることもあるんだ。

乱層雲(らんそううん):雨雲

乱層雲(らんそううん):雨雲

前線や低気圧、台風などにともなって現れる、低くたれこめた雲。雨雲の名の通り、雨や雪を降らせるよ。

10種類それぞれの特徴がわかったかな。日ごろから雲の形を気にしていたら、いざ山のなかに入ったときにも天気が読みやすいかもしれないね。今すぐ、外に出て雲を見てみよう。

みんなの笑顔を見る

公園チャレンジにおすすめ! スキンガード

ソフトパウダーでお肌さらさら。無香料なので、においによるムセも気になりません。スプレー時の飛び散りが少ないスプレーノズル!

製品詳細

お外チャレンジ監修/国立青少年教育振興機構

出典/体験・遊びナビゲーター

ページの先頭へ